
本当は怒りたくないのに・・・
ハッピーライフセラピスト片山裕子です。
あなたはイライラしてしまうこと、ありますか?
私は、ずいぶん少なくなりましたが、まだ修行中の身、ごくたまにあります。
でも、感情というのは、本当は工夫すれば、自分自身で選んでいけるものなのです。
怒りの感情について
「怒り」の感情は、自分より弱いものに向きやすいです。
弱い者が自分に従わないときに怒りを感じ、さらに、怒りで言うことを聞かそうとしてしまうのですね。
- 男性なら女性へ
- 上司なら部下へ
だから、あなたがママさんであれば、自然とその矛先は、家庭では、お子さんへと向いてしまいます。
私がかつてこれを知ったとき、自分自身を「怖い」と思いました。
自分の満たされない思いを、子どもをはけ口にして発散しているわけですから。
そして、怒って怒鳴った後は、発散したはずなのに、なんとも言えず、気分が悪い。
だから、冷静に「叱る」のはいいけれど、「感情的に怒りをぶつける」のは、子どものためにも、自分のためにも、もうやめようと誓ったのです。
賢明なあなたも、本当は怒りたくないと思っているのですよね。
だから、イラっと怒ってしまった後に、罪悪感を覚える方が多いようです。
「怒って罪悪感」を繰り返していると、ご自身が本当に苦しいですね。
そういった相談を受けることが、本当に多いです。
あなただけじゃない、みんな苦しんでいます。
イラっとしたときがチャンス
実は、イラっとしてしまった、そんなときにこそ、次にイライラしないためのチャンスが転がっています。
どういうことか、今日はお話してみたいと思います。
自分の中の勝手な決め事「イラっとポイント」に気づく
ママさんごとに、イライラするポイントというのがあると思います。
例えば、分かりやすいように、私自身の例でお話しましょう。

私はかつて、子どものためを思って「子どもには、健康的な食事をしてほしい」という強い思いがありました。
だから、スナック菓子とか、白砂糖を使っているようなものは極力避けていました。
当然、野菜も食べてほしい。でも、子どもは野菜を食べたがらない。
〇〇は食べてほしい
〇〇は食べてほしくない
などと、子どもに自分の気持ちを押し付けて、子どもが言うことを聞かないと、勝手にイライラしていたのですね。
今思えば、子どもだって一人の独立した個ですから、ママが進めたものが食べたくないとか、消化が進んでいなくて、食べたくないときだって、あって当たり前だと思うのです。
もちろん質の良い食事をすることは、子どもの成長のために、とても大切な事です。
それより、もっと肝心なことは、もっと食事を楽しく取り、食事の楽しさを教えるということでした。
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私は、自分の了見の狭さで、子どもと自分を苦しめていたのです。
つまり、ここで私が言いたかったことは、私は、「子どもには、健康的な食事をしてほしい」という、自分で決めた枠組みに、自分で振り回されて、怒りを感じていた、ということです。
イラっとポイントはどこ?
この怒りを感じるポイントを、「イラっとポイント」と呼ぶことにします。
このイラっとポイントは、お母さんごとに違っていると思います。
例えば
- 早寝早起きしなければならない
- ご飯は一粒残らず食べなければならない
- 宿題をやってからでないと遊びにいってはいけない
- 親の言うことを良く聞かなければならない
- 目上の人には感じよく挨拶をしなければならない
もう、日々の生活のありとあらゆることで、色々とあると思います。
「ねば」「べき」を見つける
気づくときのポイントは、「ねばならない」「するべき」という表現になっているかどうか、です。
それが、あなたを苦しめる「イラっとポイント」=「考え方の癖」なのです。
イラっとしたら「イラっとポイント」を確認する
イラっとしたら、今、自分がどういう点に、イラっとしたのかを、冷静に分析してみる。
「ねば」「べき」がないか、確認してみます。
怒りの感情を分解するのですね。
分解しようとしているうちに、多分、イライラの感情は収まってくるのではないかと思います。
まとめ
あなたの「イラっとポイント」、思い当たるところはありましたか?
おめでとうございます。
「イラっとポイント」に気づけたら、もう、ずいぶん楽になれる可能性を秘めています。
自分にもやさしく
「ねば」、「べき」があると、相手の「ねば」「べき」と重ならないときに、衝突が起こります。
だから、まずは、この「ねば」「べき」の「イラっとポイント」に気づき、できるかぎり枠を外していくことが大切なのです。
これは、同僚・上司・部下・友人・パパに対しても同じです。
そして、人に許可できないことは、自分自身にも、許可できていないこと、なんですよ。
たまにはちょっと、自分にも、甘くしてあげてもいいのではないでしょうか?
だんだん思い込みをはずして、おおらかになっていけると、あなた自身が生きていくことも楽になってきますよ。

この記事の感想や、あなたが気づいた「イラっとポイント」などありましたら、ぜひ教えてくださいね。こちらに入力すると、わたしだけに届きます。
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