
LGBTってご存知でしょうか?
最近、NHKなどでも特集していたので、ご存知の方もいらっしゃるでしょうか。
「私の周りには、LGBTの人なんていないから、関係ないよ」
と思われた方は、お近くの誰かを、悪意無く傷つけてしまっているかも
しれません。
今日は、最近LGBTの講座に参加しましたので、そこで学んだことのシェアを
したいと思います。
LGBTとは何か?
- L レズビアン
- G ゲイ
- B バイセクシュアル
- T トランスジェンダー
の4つの頭文字をとった、セクシャルマイノリティの総称の一つです。
他にも、様々なセクシュアリティ(性のあり方)があります。
- からだの性(生物学的性)
- こころの性(性自認)自分の性別をどう思っているか
- 好きになる性(性的指向)どの性を好きになるか
- 表現する性(性表現)社会的性。一人称や服装等
様々な方がいて、見た目だけでは、セクシュアリティが全く分からないのです。
LGBTの方の割合は13人に一人。
これは、
- 左利きの人
- AB型の人
- 6大名字の人
の人口と同じくらいだそうです。
結構多くいらっしゃるんだ、という感じがしませんか?
いないのではなく、「見えない」
つまり、セクシャルマイノリティの方は、見た目だけで判断がつかないけれど、
あなたのお近くに、いらっしゃるということです。
傷つけないために気を付けたいこと
例えば、「彼女いないの?」
などという、軽い言葉ですら、傷つく方がいるということを覚えておきたい。
その方のセクシュアリティが、女性を好きになるかどうかは、
見ただけでは判断できないからです。
なので、
×「彼氏(彼女)いますか?」
〇「好きな人いますか?」
と言い換えるなど。
ただし、中には、自分が男性か女性か、ということも分からず、悩まれている
方もいるそうなので、そもそも好きな人ができないことに悩まれている可能性も
あります。
だから、そもそもそういう話題を出さない方が良いのかもしれません。
本当に、知らないということは、怖い。
他にも、
- 男だから、女だから
- 女(男)の好きな食べ物は…
- ランドセルなどの色分け
- 制服(男女で分かれている)
- 全校集会の男女で分かれて整列
- 成人式の服装
- 修学旅行のお風呂
などなど、男女で分かれていることで、生きづらさ・苦労を抱えている方
の体験談もうかがいました。
あなたのお子様が、もし性的なマイノリティだったとしたら、
知らずに傷つけていることがあるかもしれませんし、
知らず知らず、「男は」「女は」という偏見を植え付けていることが
あるかもしれません。
傷つけないためには、「気づいていないだけで、いるんだ」という
意識を常に持って、周囲の方へ接する訓練が大切だそうです。
LGBTももう古い?!
最近では、SOGI(ソジ)という言葉もできているそうです。
Sexual Orientation & Gender Identity(性的指向と性自認)
LGBTの当事者かどうかではなく、だれもが性的指向と性自認に
おいては、当事者だということです。
性別は、グラデーション。
つまり、私たち一人ひとりが、色々な個性を持った一人の人間だという
ことですね。
カミングアウトされたら
さて、LGBTの方を応援しているよという印で、
このパズルのマークをいただきました。

LGBTの理解者のことを、ALLY(アライ)と言います。でも、いざカミングアウトされたら、どうしたらいいのか、困ってしまうかも。
そんなとき、どうしたら当事者の方が嬉しいのかも、教えていただきました。
- 自分に話してくれたことに感謝を伝える
- 何に困っているかを聞く
- 第3者にカミングアウトしてくれた人が、当事者であるということを伝えない
大切なのは人柄
男か、女か、と分けることってそんなに大切ではない。
何でもそうだと思うのですが、AとBに分けた瞬間に、
差別や偏見が生まれると思います。
大切なのは、今ここにいる「〇〇さん」その人。
「〇〇さん」が、男だから、女だから友達になった、というわけでは
ないと思うのです。
そして、あなたのお子様もそう。
- 男の子なのに、女々しい
- 女の子なのに、やんちゃ
- 男の子なのに、ピンクが好き
- 女の子なのに、喧嘩っ早い
色々、あると思うし、あれこれ周りも言うかもしれないけれど、
我が子のそのまま、ありのままを受け入れ、愛せる親でありたいですね。
LGBTということを、親にも言えず、ずっと悩む方が多いそうです。
中には、親に受け入れられなかったことで、気に病み、自殺に至る方も。
いつか、お子様が、LGBTを告白してくれたとき、
なんの動揺もなく、受け入れてあげられるような親が増えるといいなと
思って、この記事を書きました。
長文となりましたが、お付き合いいただき、ありがとうございます。
感じるところがありましたら、ぜひコメントください。
そして、学んだことを、次の方へシェアしていただけたら、と思います。
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