
子どもが言うことを聞いてくれない。
それが子どもらしさでもあるものの、どうしても急いでいるときなど、やっぱりすごく困りますね。
何とか怒って険悪なムードにならず、ごく自然に、楽しく子どもに言うことを聞いてもらえないでしょうか?
より具体的な方が分かりやすいと思いましたので、この記事では、保育園へ送り出す忙しい朝を想定して、できる工夫をいくつかお伝えしますね。
保育園へ出かける前の、忙しい朝に
保育園に出かける時間なのに、子どもがぐずぐずしていて全然お出かけの準備が進まない。
- まだパジャマのまま。
- 朝ごはんを食べる気がない。
- テレビにくぎ付け。
- 呼んでも来ない。
- 靴をはかない。
ゆとりがあるときなら、子どものペースを待ってあげたいけれど、朝の忙しい時間には、そういうわけにもいかないですよね。
怒っても、なかなか言うことを聞いてくれなくて、自分が疲れてしまうだけし、保育園まではなるべくスムーズに機嫌よく行ってほしいので、朝は、なるべく楽しい雰囲気で過ごしたくないですか?
そんなとき、子どもに素直に言うことを聞いてもらうための、おすすめテクニックをお伝えします。

近くに行ってお話する
例えば、お母さんが玄関から、居間にいるお子さんに向かって、遠くから呼んでも、大抵の場合、気づいてくれません。
聞こえないのかと、お母さんが声のボリュームを上げると、そのボリュームと比例して、お母さん自身のイライラ感がつのってきます。
(なんで、私がこんなに頑張って呼んでいるのに、言うことを聞かないの?!)
こんなときは、イライラするだけ無駄だし、結局うまくいかないので、お子さんの近くに行って、話しかけることをおすすめします。
子どもの気持ちを察する
さぁ、お子さんの近くにいったら、まずは、お子さんがそのとき集中しているものが何なのかを観察して、対応します。
例えば、
テレビや動画を観ている場合、
「この番組(動画)が終わったら、出かけよう」
余裕があれば、内容についてコメントなどして一緒に楽しみ、切りの良いところで、終わらせます。動画やテレビ番組なら、あと何分くらいか、が分かると思うので、待てるかどうか、お母さんが判断します。
待てないなら、「見たいと思うけど、今は保育園の時間に間に合わないから、帰ってから続きを見ようね」などと、もうちょっと観たかったお子さんの気持ちに寄り添う声かけをします。
替え歌で誘う
また、例えば観ているテレビ番組が『おかあさんといっしょ』だったら、歌が流れていると思うので、その歌を「出かけようね」「着替えようね」などと替え歌して誘うと、流れに乗って、スムーズに動いてくれやすいです。
うまくいけば、もっと歌って!とリクエストが来ます。
なので、歌いながら、次にしてほしい行動を促していきます。
このように、お子さんの今の関心事から自然に誘い掛けるのが、スムーズにいくコツです。
行動したくなる魔法の呪文
「〇〇しなさい!」と言われると、怒る形になってしまい、「今やろうと思ったのに」などと、子どもが反発したり、自分からやりたい子どもの気持ちを尊重できなくなってしまいますね。
そこで、私のおすすめの伝え方は、「〇〇してもいいよ」です。
具体的な使い方をご説明しますね。
使い方
「〇〇しなさい」と言いそうになったら、頭の中で、この魔法のフレーズに変換作業をします。
(着替えしなさい!)→「着替えしてもいいよ。」
(ズボンはきなさい!)→「(ズボンを広げて)ここに足を通してもいいよ。」
(服を取ってきなさい!)→「好きな服を選んできてもいいよ。」
(ご飯を食べなさい!)→「梅おにぎりと昆布おにぎり、どっちが食べたいか、選んでもいいよ。」
などと、とにかく子どもに行動を選ばせるように見せかけますが、実は上手に誘導できる声かけです。
ちなみに応用編として、今の我が家では、「テーブルを片付けたから、宿題やってもいいよ」などと使っています。
使いこなすまで、頭での変換作業ににちょっと手間取るかもしれませんが、万能で、すごく使えるフレーズですので、ぜひ使いこなせるように練習してみてください。
着替えを競争にする
お兄ちゃんと競争、ママと競争。
運動会の徒競走で流れるようなBGMも歌って、盛り上げます。
なんでもそうなのですが、毎日やると、さすがに飽きてしまい、こちらの意図が見え見えになってしまうので、ほどほどに。
もしくは、ストップウォッチを使ってみたり、ゲームのように楽しんでしまいましょう。
わらべうたで誘う
色々なわらべうたがあるのですが、おでかけ前に唄うなら、ということでご紹介します。
「〇〇する人、この指たかれ♪」
昔、歌いましたよね?
お母さんは、歌いながら人差し指を一本立てます。
子どもたちは、そこを指で握って止まります。
なかなか止まりそうもないときは、「はやくしないと 切っちゃうぞ×2」とはやして歌います。
とにかく楽し気にやるのがコツです。
「あしあしあひる」で移動する
「あしあしあひる」というわらべうたがあります。
お母さんの足の甲に子どもが乗って向かい合って手をつなぎます。
歌いながらお母さんがバックしつつ、進みたい方向に移動します。
音程やリズムは特になく、歩くスピードに合わせればOK。
「あしあしあひる かかとをねらえ」
これを唱えて繰り返すだけです。
お母さんの足に乗って移動するという特別感とワクワク。
知らず知らず、お母さんの都合の良いところに移動させられているとも知らずに(笑)
子どもは大喜びです。
この歌も、工夫次第で、たくさん応用できます。
例えば、我が家では、お風呂に入りたがらないときなどに、誘い掛けるときなどに、よく使っていました。
お母さんが気持ちに余裕を持つ
どの親子にも、楽しいときを過ごしてほしい

まずは、「子どもと楽しく過ごす!」と決意してください。
朝だけじゃない。働いていると、子どもと一緒に過ごす時間が短いもの。
その短い時間を濃密なものにしたくないですか?
別に、テーマパークに行ったり、おもちゃで遊んだり、何か特別なことをしなくても、日常生活の中で、十分に楽しみあえることがあります。
わらべうたなどは、そんな風に日常生活をちょっと楽しくできるものが多いです。
色々、記事を書いていきますね。
お母さんが、自分を大切にする
そして、ここまで、色々と書いてきましたが、一番大切な大前提として、やっぱりお母さんの心に余裕があることが大切です。
そうでないと、これらのテクニックは使いこなせないと思うのです。
「自分を大切にする」と決める。
そして、「ときにマイナスな自分も、まるごと受け入れる」と決めることです。
これが全ての基本です。
自分が満たされていないと、人にもやさしくすることができないからです。
マイナス感情の癒し方や、自分を満たす方法などは、このホームページの他のブログ記事も参照してみてくださいね。
これからもそうした記事を多く掲載していきたいと考えています。
まずは行動!
色々と書きましたが、お役に立ちそうなテクニックはありましたか?
ぜひどれか一つ、取り入れて、感想を聞かせてくださいね。
こちらから、わたしだけにメッセージを送ることができます。
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